こんにちは、チャチャです😺MCU全作レビュー、時系列順で進めていくので次はこれだ!!
ポップコーン🍿とセブンアップ🥤の準備はいいかい??
さあ、やってきました雷神の第2弾!前作でハンマーを振り回すことを覚えたソーが、今度は宇宙規模の恋愛問題に直面するぞ!暗黒エルフ軍団vs恋愛脳の神様という、まさにアメリカンドリームならぬアスガルディアン・ナイトメアの始まりだ!ロキも相変わらずイケメン悪役で女性ファンを魅了し続けるし、ジェーンは謎のパワーアップを果たすし、もうカオスよカオス!
ネタバレ全開レビュー、愛情と皮肉たっぷりでいきましょう!
基本情報
・原題:Thor: The Dark World
・邦題:マイティ・ソー/ダーク・ワールド
・公開年:2013年
・上映時間:112分
・監督:アラン・テイラー
・脚本:クリストファー・ヨスト、クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
・主演:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン
・MCU時系列:12番目(2013年設定)
あらすじ(ネタバレ軽め)
九つの世界が一直線に並ぶ「コンヴァージェンス」が近づく中、古代より封印されていた暗黒エルフの王マレキスが復活。現実を暗黒に染めようと企む彼らに対し、偶然にも強大な力「エーテル」を宿してしまったジェーン・フォスターを守るため、ソーは宿敵ロキと手を組むことに。愛する人を守るため、雷神は究極の選択を迫られる。
ストーリー全開(ネタバレあり)
前半
物語は数千年前、暗黒エルフと光の軍勢の壮絶な戦いから始まる。オーディンの父ボーがエーテルを封印し、マレキスは長い眠りにつく。現代、ロンドンでエリック・セルヴィグ博士と一緒に研究していたジェーンが異次元の裂け目を調査中、謎の赤い物質エーテルに触れてしまい体内に宿してしまう。一方アスガルドでは、ソーが九つの世界の平和維持に奔走していたが、ジェーンの異変を察知して地球へ向かう。しかし、エーテルの復活を感じ取ったマレキスも目覚めてしまう。
中盤
マレキスの暗黒エルフ軍団がアスガルドに総攻撃を仕掛ける。アスガルドのセキュリティがガバガバすぎて、オーディンでもソーでもなく、真っ先にジェーンとフリッガのもとに到達してしまう始末。この戦いでソーの母フリッガが命を落とし、ソーは復讐に燃える。さすがオーディンの妻でソーの母だけあって、フリッガの戦闘力は圧巻だったが…。正攻法では勝てないと悟ったソーは、牢獄のロキに協力を求める。兄弟は一時的に手を組み、ジェーンを連れてスヴァルトアルヴヘイムへ向かう。そこでマレキスとの決戦が始まるが、ロキがマレキスの部下クルスの攻撃からソーを庇って胸を貫かれ、ソーの腕の中で「私は神になれただろうか?」と最期の言葉を残して息を引き取る…かと思いきや、実はこれもロキの策略。彼は幻影魔法で死を偽装し、密かに生き延びていたのだ。
後半
エーテルを手に入れたマレキスは地球のグリニッジへ向かい、コンヴァージェンスを利用して全宇宙を暗黒に染めようとする。ソーは地球の仲間たちと協力し、次元の歪みを利用した奇想天下な戦術でマレキスに立ち向かう。エリック・セルヴィグ博士の科学とソーの神力が融合した戦いは、ロンドンの街を舞台に展開。最終的にソーはマレキスを倒すが、王位継承を辞退してジェーンのもとへ戻ることを選択する。そしてエンドクレジット後、オーディンに変装したロキがアスガルドの玉座に座っている姿が明かされる。
キャスト紹介
クリス・ヘムズワース(ソー)
アスガルドの雷神にして、恋愛脳全開の筋肉マッチョ
相変わらずハンマー振り回すのが上手すぎて、大工さんに転職しても成功しそうだぞ!
ナタリー・ポートマン(ジェーン・フォスター)
天体物理学者から突然のパワーアップでエーテル・ガール
ハーバード出身の才女が赤いモヤモヤに取り憑かれるなんて、学歴って何なんだろうね?
トム・ヒドルストン(ロキ)
永遠のイケメン悪役、今回は一時的にヒーロー側
この人のファンサービスっぷりは、もはやアイドル級よ!死んだと思ったら生きてるし!
クリストファー・エクルストン(マレキス)
暗黒エルフの王にして、宇宙規模の厨二病患者
ドクター・フーから一転してヴィランに!白塗りメイクで迫力満点だ!
アンソニー・ホプキンス(オーディン)
アスガルドの全父、今回は息子の恋愛相談に悩む父親
シェイクスピア俳優が神様役って、もう説得力しかないよね!
レネ・ルッソ(フリッガ)
ソーの母にして、今作最大の犠牲者
母の愛の深さを見せつけてくれたのに…涙が止まらないよ!さすがオーディンの妻、戦闘力も半端ない!
ステラン・スカルスガルド(エリック・セルヴィグ博士)
物理学者から一転、裸で走り回る変人科学者
ロキに洗脳された後遺症で、ストーンヘンジで裸になるって斬新すぎる!
ジェイミー・アレクサンダー(シフ)
アスガルドの女戦士、ソーへの想いを秘める
この人の戦闘シーンは本当にカッコいい!恋のライバルには厳しそうだけど!
浅野忠信(ホーガン)
ウォーリアーズ・スリーの一人、寡黙な東洋系戦士
もっとセリフをくれ!日本の俳優がハリウッドで活躍してるのに、もったいなすぎる!
ザカリー・リーヴァイ(ファンドラル)
前作から俳優交代したイケメン剣士
シャザム!の人に変わってるじゃないか!前の人どこ行ったの?
思うままのレビュー
ダークすぎる雰囲気が逆に新鮮
前作の明るいコメディタッチから一転、今作は文字通り「ダーク」な雰囲気が支配的。母親の死、兄弟の確執、宇宙規模の危機と、重いテーマが盛りだくさんだ。でもこのシリアスさが、ソーというキャラクターに深みを与えているんだよね。ただのマッチョ神様から、愛する人を守るために苦悩する男へと成長している。アメリカンヒーローの王道パターンだけど、北欧神話のスパイスが効いて独特の味わいになってる。
ロキの魅力が止まらない
トム・ヒドルストンのロキは、もはやMCUの宝物だ。今回は敵なのか味方なのか最後まで分からない絶妙なポジション。母の死に涙し、兄への複雑な感情を見せ、最後は自己犠牲…かと思いきや、やっぱり生きてるという!スヴァルトアルヴヘイムでの戦いで、ロキはマレキスの部下クルスと対峙する。クルスがソーに致命的な攻撃を仕掛けようとした瞬間、ロキが身を挺してソーを庇い、クルスの剣で胸を貫かれてしまう。ソーの腕の中で息を引き取るロキは「私は神になれただろうか?」と最期の言葉を残し、兄への愛と後悔を込めた表情で死んでいく…かと思いきや、実はこれも巧妙な策略だった!後にアスガルドの兵士に変装して帰還し、最終的にはオーディンに成り代わって玉座に座っているという、まさにロキらしい大どんでん返し。死んだと思わせておいて実は生きているという、ファンサービス満点の展開だ!この予測不可能さがロキの魅力なんだよね。悪役なのに憎めない、むしろ応援したくなる不思議なキャラクター。ファンが多いのも納得だよ!
科学と魔法の融合バトル
エリック博士の次元理論とソーの神力が組み合わさった最終決戦は、MCUでも屈指の創意工夫に満ちた戦闘シーンだ。ロンドンの街中で次元の穴を利用してワープしまくる戦いは、まさにSFアクションの醍醐味!マレキスとソーが異次元を行き来しながら殴り合うなんて、発想が天才的すぎる。科学的説明もちゃんとしてるから、理系の人も納得できるはず。アメリカ映画の「とりあえず爆破」精神とは一線を画した知的バトルだ!
ジェーンのキャラクター問題
正直言って、ジェーンのキャラクター描写は物足りない。天体物理学者という設定なのに、今回はほぼ「エーテルの入れ物」状態。ナタリー・ポートマンの演技力をもっと活かせたはずなのに、もったいない!『レオン』では復讐に燃え、『スター・ウォーズ』では年下の暗黒旦那をゲット💛して、『ブラック・スワン』では踊りまくったのに、この扱いって何なの?恋愛要素も薄っぺらく感じてしまう。ソーが王位を捨ててまで選ぶ女性として、もう少し魅力的に描いてほしかった。アメリカ映画あるある「恋人は足手まとい」パターンに陥ってしまった感が否めない。
家族愛の描写が秀逸
オーディン、フリッガ、ソー、ロキの家族関係の描写は本当に素晴らしい。特にフリッガの母性愛と、彼女の死がもたらす家族への影響は涙なしには見られない。ロキへの愛情、ソーへの信頼、そしてオーディンとの夫婦愛。短いシーンの中に、深い絆が込められている。アメリカ映画って家族愛の描写が上手いよね。血の繋がりを超えた絆の大切さを、神話の世界を通して現代に伝えてくれる。
小ネタ & 裏話ピックアップ!
エリック博士の裸事件の真相
ストーンヘンジで裸になってるエリック博士、実はロキの洗脳の後遺症という設定。でも撮影現場では、ステラン・スカルスガルドが「科学者が狂気に陥る様子をコメディタッチで表現したい」と提案したらしい。結果、MCU史上最もシュールなシーンの一つが誕生。イギリスの観光地で半裸になるなんて、さすが北欧出身の俳優は度胸が違う!
ファンドラル役者交代の裏事情
前作でファンドラルを演じたジョシュ・ダラスが、ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」のスケジュールと重なって降板。代役にザカリー・リーヴァイが抜擢されたけど、実は彼、前作のオーディションでも候補に上がってたんだって。運命的な配役変更だったわけだ。後にシャザム!で主演を務めることになるなんて、この時は誰も予想してなかっただろうね!
浅野忠信の国際的な存在感
ホーガン役の浅野忠信、実は撮影中にクリス・ヘムズワースから「日本の侍映画について教えてほしい」と相談されたらしい。アスガルドの戦士としての立ち振る舞いに、日本の武士道精神を取り入れたいと考えていたとか。国際的な俳優として、文化の橋渡し役も果たしてるなんて素晴らしい!もっとセリフがあれば良かったのに…
マレキスの言語設定
暗黒エルフの言語は、言語学者が古代ノルド語をベースに新たに創造したもの。クリストファー・エクルストンは、この架空言語を完璧にマスターするために、専属のコーチを雇って猛特訓したらしい。ドクター・フーで培った演技力に加えて、言語習得能力も抜群。プロ意識の高さに脱帽だ!
ロンドンロケの大変さ
グリニッジでの撮影は、実際の天文台周辺で行われたけど、観光客の多さに撮影クルーは大苦戦。特にソーがハンマーを振り回すシーンでは、安全確保のために広範囲を封鎖する必要があった。地元住民の協力なしには成り立たない撮影だったそうで、イギリス人の紳士的な対応に感謝の嵐だったとか。
撮影裏&キャスト秘話
クリス・ヘムズワースの筋トレ地獄
今作でもソー役のための肉体改造は続行。1日6時間のトレーニングと厳格な食事制限で、体脂肪率を一桁台まで落としたらしい。でも撮影中、甘いものが恋しくなって、こっそりドーナツを食べてるところをパパラッチに撮られちゃったという微笑ましいエピソードも。神様だって甘いものは我慢できないよね!
ナタリー・ポートマンのアクション挑戦
今回ジェーンがエーテルの力で少しアクションシーンに参加。ナタリー・ポートマンは「ブラック・スワン」で見せた身体能力を活かして、スタントなしで多くのシーンを演じた。特に浮遊するシーンでは、ワイヤーワークの訓練を積んで臨んだとか。ハーバード卒の頭脳と鍛え抜かれた身体、まさに完璧超人だ!
トム・ヒドルストンの即興演技
ロキがオーディンに変装するシーンで、トム・ヒドルストンがアンソニー・ホプキンスの演技を完璧に模倣。これが監督の目に留まり、急遽エンドクレジット後のシーンが追加撮影されることに。即興でシェイクスピア俳優の演技をコピーするなんて、さすがイギリス出身の舞台俳優。才能の塊すぎる!
レネ・ルッソの感動的な演技指導
フリッガの死のシーンで、レネ・ルッソがクリス・ヘムズワースに「母を失う息子の気持ち」について熱心に指導。実際に息子を持つ母親としての経験を共有し、より深い演技を引き出したらしい。撮影後、クリス・ヘムズワースが「本当の母親のようだった」と涙ながらに語ったエピソードは、現場スタッフも感動したとか。
アラン・テイラー監督の苦悩
「ゲーム・オブ・スローンズ」で培ったダークファンタジーの演出技術を、MCUの明るい世界観とどう融合させるかで悩んだアラン・テイラー監督。結果的に、MCU作品の中でも異色の重厚な雰囲気を持つ作品に仕上がった。後に「思ったより制約が多くて大変だった」と正直に語ってるけど、その苦労が作品の独特な魅力に繋がってるんだよね。
まとめ/総括
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は、MCU作品の中でも賛否両論分かれる作品だけど、個人的には「愛すべきダメ息子」的な魅力がある一作だ。確かにストーリーは予定調和的だし、ヴィランのマレキスも「俺は宇宙を暗黒に染めたいんだー!」という中二病全開の動機で薄っぺらい。でも、それがかえって愛おしいんだよね!
特に笑えるのが、アスガルドのセキュリティの甘さ。宇宙最強の要塞のはずなのに、暗黒エルフが侵入して、オーディンでもソーでもなく、真っ先にジェーンとフリッガのところに到達しちゃうって、警備員は何してたの?コーヒーブレイク中だったのかな?まさにアメリカンコメディ並みのガバガバっぷりだ!
でも、ソーとロキの兄弟関係の深掘りは本当に素晴らしい。特にロキの「死んだと思ったら実は生きてました」展開は、もはや様式美の域に達している。ファンサービスの鬼だよ、この男は!トム・ヒドルストンの演技力があってこそ成り立つキャラクターだね。
ナタリー・ポートマンのジェーン役については…うーん、『レオン』で復讐に燃え、『スター・ウォーズ』で年下の暗黒旦那をゲットし、『ブラック・スワン』で踊りまくった女優が、今回は「エーテルの入れ物」って、もったいなさすぎる!ハーバード卒の頭脳はどこに行ったんだ?
技術面では文句なし。アスガルドの美術デザインは相変わらず豪華絢爛だし、ロンドンでの次元ワープバトルは斬新で面白い。ただ、全体的に「良い子ちゃん」すぎて、もう少しハチャメチャさがあっても良かったかも。
結論:MCUの中では「普通の良作」だけど、ソーとロキのブロマンス目当てで見るなら十分楽しめる。ポップコーン片手に、「あー、また死んだフリしてるよ、この弟は!」とツッコミながら見るのが正解だ!
総合評価
ストーリー ★★★☆☆
予定調和だけど、家族愛の描写は秀逸
映像・演出 ★★★★☆
アスガルドの美術とVFXは文句なし
キャラクター ★★★★☆
ソーとロキの成長が素晴らしい
敵キャラの魅力 ★★☆☆☆
マレキスはもう少し掘り下げてほしかった
MCUとの繋がり ★★★★☆
エーテル(リアリティストーン)の重要性
総合評価 ★★★☆☆ (3/5)
MCU作品としては中の上、でも見どころは十分!
次回予告
さて、ダークエルフとの戦いも終わり、ソーは恋愛を選んだわけだが…次回はいよいよトニー・スタークの第3弾『アイアンマン3』だ!ニューヨーク決戦のトラウマに苦しむトニーが、謎のテロリスト「マンダリン」と対峙する。PTSD、新しいスーツの数々、そしてペッパー・ポッツとの関係性の深化が描かれる、MCUフェーズ2の本格的な幕開けだ!
神話の世界から一転、現代アメリカのハイテク・アクションに突入。トニーの天才的な頭脳と、彼を取り巻く陰謀が絡み合う政治スリラー要素も満載だ。アーク・リアクターを胸に埋め込んだ男の、新たな戦いを楽しみにしていてくれ!アメリカン・ドリームの体現者が、アメリカの闇と向き合う時がやってきた!
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