🤖 AIニュースまとめ|2025年6月20日(金)

AIニュース
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おはようございます、チャチャです😺

生成AI、教育AI、著作権問題、そして社会との関わり——AIを取り巻く動きは日に日に加速し、「気づいたら時代が変わってた」なんてことも。

「AIってなんか難しそう」「けど流れは知っておきたい」そんな方に向けて、1日1~3本のニュースと背景・考察を添えて、毎日読めば”自然とAIに強くなる”ようなnoteを目指しています。


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AIニュースまとめ|チャチャのAIコンパス


OpenAI、ChatGPT Enterpriseの価格体系を大幅変更

概要(英)

OpenAI has revamped the pricing structure for ChatGPT Enterprise, transitioning from a fixed-price model to a credits-based system amid intensifying competition in the artificial intelligence sector. The new pricing model allows clients to purchase credits that can be used to upgrade to more advanced tools and additional features, enabling broader adoption across company workforces. The company has also begun offering discounted ChatGPT subscriptions with price reductions ranging from 10% to 20% for customers purchasing additional products. This pricing restructure comes as OpenAI achieved $10 billion in annual recurring revenue from its products as of June, with the company projecting around $15 billion in revenue from business customers.

概要(和)

OpenAIは、企業向けChatGPT Enterpriseの価格体系を従来の固定価格制からクレジット制に変更しました。この新しい価格モデルでは、クライアントがクレジットを購入し、より高度なツールや追加機能のアップグレードに使用できるようになります。また、追加製品を購入する顧客に対して10%から20%の割引も提供開始。この変更は、AI分野での競争激化を背景に実施され、同社は6月時点で年間100億ドルの経常収益を達成しています。

要点まとめ

OpenAIが企業向けChatGPTの価格体系を固定価格からクレジット制に変更し、割引サービスも開始。競争激化への対応策として実施。

難英単語解説

  • recurring revenue: 経常収益、継続的な収益
  • workforce: 労働力、従業員
  • amid: ~の中で、~に囲まれて

背景と文脈

OpenAIは生成AI市場のリーダーとして急成長を遂げてきましたが、GoogleやMicrosoft、Anthropicなどの競合他社が相次いで高性能なAIモデルをリリースし、市場競争が激化しています。特に企業向け市場では、コスト効率性と柔軟性が重要な選択基準となっており、従来の固定価格制では顧客のニーズに応えきれない状況が生まれていました。

今後の影響や考察

この価格体系の変更は、OpenAIが市場シェア維持のために柔軟性を重視した戦略転換を図っていることを示しています。クレジット制により、企業は必要に応じてサービスを拡張でき、初期導入コストを抑えることが可能になります。一方で、割引サービスの提供は収益性への影響も懸念され、長期的な事業戦略の見直しが必要になる可能性があります。また、この動きは他のAI企業の価格戦略にも影響を与え、業界全体の価格競争が激化する可能性があります。

参照元リンク

Yahoo Finance
MarketWatch
Economic Times


ドイツ企業、EU向けAIデータセンター建設で個別入札へ

概要(英)

Deutsche Telekom, Ionos, and the Schwarz Group’s IT subsidiary will submit separate expressions of interest to the European Union for AI data center construction after failing to reach agreement on a unified concept. The German telecommunications and technology companies were initially expected to collaborate on a joint proposal for the EU’s AI infrastructure initiative, but have decided to pursue individual bids instead. Software giant SAP will not participate in this endeavor. The expression of interest submissions precede official applications scheduled for autumn, with the European Commission planning to provide $20 billion in funding to construct AI data centers to compete with the United States and China.

概要(和)

ドイツテレコム、Ionos、シュヴァルツグループのIT子会社が、統一されたコンセプトで合意に達することができず、EUのAIデータセンター建設に向けて個別に関心表明書を提出することになりました。当初は共同提案が期待されていましたが、各社が個別入札を選択。ソフトウェア大手のSAPは参加しないことが明らかになりました。この関心表明は秋に予定されている正式申請の前段階で、欧州委員会は米中に対抗するため200億ドルの資金提供を計画しています。

要点まとめ

ドイツの主要IT企業が当初の共同入札を断念し、EUのAIデータセンター建設プロジェクトに個別で応募することを決定。

難英単語解説

  • subsidiary: 子会社
  • expressions of interest: 関心表明書
  • infrastructure: インフラストラクチャー、基盤設備

背景と文脈

欧州連合は、AI分野で米国と中国に遅れをとっている現状を打開するため、大規模なAIデータセンター建設プロジェクトを立ち上げました。ドイツは欧州最大の経済国として、このプロジェクトで主導的役割を果たすことが期待されていました。しかし、国内企業間での利害調整が困難となり、当初計画されていた「AIギガファクトリー」の共同建設構想は頓挫しました。

今後の影響や考察

この個別入札への転換は、ドイツ企業間の競争激化を意味する一方で、EUにとっては複数の選択肢を得ることになります。各社が独自の強みを活かした提案を行うことで、より革新的なソリューションが生まれる可能性があります。しかし、リソースの分散により、米中の巨大テック企業に対抗するための規模の経済を実現することが困難になる懸念もあります。最終的には、欧州のAI戦略における競争力向上と技術的自立の実現が重要な課題となるでしょう。

参照元リンク

Reuters
Channel NewsAsia
Market Screener


富士通とヘッドウォータース、AIアバターによる自動プレゼン技術を開発

概要(英)

This English summary is independently created. Fujitsu and Headwaters have jointly developed “Fujitsu AI Auto Presentation,” an innovative technology that enables AI avatars to automatically conduct presentations and handle Q&A sessions. The system reads PowerPoint presentation materials specified by users and automatically generates explanatory text for presentations. Additionally, it can generate responses to questions based on pre-integrated materials through RAG technology and provide interactive voice responses via pre-configured AI avatars. The technology has been developed as a declarative agent for Microsoft 365 Copilot, allowing users to create AI avatars that mimic their own face and voice through chat interactions, with support for over 30 languages.

概要(和)

富士通とヘッドウォータースが共同で、AIアバターによるプレゼンテーションと質疑応答を自動化する「Fujitsu AI Auto Presentation」を開発しました。この技術は、ユーザーが指定したPowerPoint資料をAIが読み込み、説明文を自動生成してプレゼンテーションを実行します。また、事前にRAG技術で組み込んだ資料に基づいて質疑応答も生成し、設定したAIアバターを通じて音声で対話的な応答が可能です。Microsoft 365 Copilotの宣言型エージェントとして開発され、30か国語以上に対応しています。

要点まとめ

富士通とヘッドウォータースが、ユーザーの顔と声を模したAIアバターが自動でプレゼンと質疑応答を行う革新的技術を開発。

難英単語解説

  • declarative agent: 宣言型エージェント
  • interactive: 対話的な、インタラクティブな
  • mimic: 模倣する、真似る

背景と文脈

近年、リモートワークの普及により、オンラインでのプレゼンテーション機会が急増しています。しかし、時差のある国際会議や多言語対応、プレゼンテーションスキルの個人差などが課題となっていました。富士通は既存のAIサービス「Fujitsu Kozuchi」の技術を基盤として、これらの課題を解決する新たなソリューションの開発に取り組んでいました。

今後の影響や考察

この技術は、グローバル企業における多言語プレゼンテーションの効率化や、プレゼンテーションスキルに依存しない情報伝達の実現など、ビジネスコミュニケーションの革新をもたらす可能性があります。特に、時差のある国際会議や大規模な社内研修での活用が期待されます。一方で、人間らしいコミュニケーションの価値や、AIアバターの倫理的な使用に関する議論も必要になるでしょう。また、この技術が普及することで、プレゼンテーション業務の自動化が進み、働き方の変化にも影響を与える可能性があります。

参照元リンク

PR Times
富士通プレスリリース
Biz/Zine
マイナビニュース


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
AI分野の最新情報を、これからもわかりやすくお届けしていきます。「ちょっと気になるな」「朝の習慣にしてみようかな」と思ってもらえた嬉しいです。

それでは、また明日のニュースでお会いしましょう☕現役プログラマー・チャチャがお届けしました!

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