はじめに
最近、X(旧Twitter)で「ペットボトル症候群」という言葉がトレンド入りしているのを見かけて、「なんだこれ?」と気になりました。暑い日が続いているから、冷たい飲み物をがぶ飲みしてる人が多いせい?と、ちょっと笑いながらも、実は自分もスポーツドリンクやジュースをよく飲むので他人事じゃないかも…と思い、詳しく調べてみることにしました。
「気になる日々の備忘録」マガジン紹介
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気になる日々の備忘録
自分のイメージ・思い込み
「ペットボトル症候群」って、最初はペットボトルを使い回して雑菌が…みたいな衛生問題かと思ってました。でも実際は、夏にスポーツドリンクやジュースをたくさん飲むと体に良くないって話をちょっとだけ聞いたことがあって、「飲み過ぎると太るよね」くらいのイメージでした。まさか命に関わるような症状があるとは思ってなかったです。
実際に調べてみたこと・新たな事実
調べてみて分かったのは、「ペットボトル症候群」は医学的には「清涼飲料水ケトーシス」や「ソフトドリンクケトーシス」と呼ばれる、急性の糖尿病に近い状態のことでした。
主な原因は、糖分を多く含む清涼飲料水(ジュース、炭酸飲料、スポーツドリンク、甘いコーヒーなど)を毎日大量に飲み続けること。特に暑い時期は喉が渇くので、つい冷たい甘い飲み物をがぶ飲みしがちですが、これが危険のもと。
糖分を摂りすぎると血糖値が急上昇し、膵臓からインスリンが大量に分泌されます。でも、飲みすぎが続くとインスリンの働きが追いつかなくなり、糖をエネルギーとして使えなくなってしまいます。その結果、体は脂肪を分解してエネルギーを作るのですが、この時に「ケトン体」という物質が大量にできて、血液が酸性に傾く「ケトーシス」状態に。
これが進むと「ケトアシドーシス」と呼ばれる危険な状態になり、最悪の場合は意識障害や昏睡、命の危険もあるそうです。
主な症状はこんな感じ:
- 異常な喉の渇き
- 頻繁にトイレに行く(多尿)
- 体がだるい、疲れやすい
- 吐き気や頭痛
- ひどい場合は意識がもうろうとする、昏睡状態になることも
特に10代〜30代の若い人や、もともと肥満気味の人、糖尿病の治療中の人はリスクが高いとのこと。
ちなみに、ペットボトルに限らず、缶や紙パックでも同じことが起きるので、要は「甘い飲み物の飲みすぎ」が問題みたいです。
清涼飲料水には1リットルあたり100g前後、スポーツドリンクでも40〜60gくらいの糖分が入っていて、500mlのペットボトル1本で角砂糖10〜16個分にもなるそう。これを毎日何本も飲んでいたら…そりゃ体に悪いですよね。
気づき・学び・発見
・「ペットボトル症候群」は、甘い飲み物を大量に飲み続けることで起こる急性の糖尿病みたいなものだった
・特に夏は喉が渇くので、無意識のうちにリスクが高まる
・スポーツドリンクやジュースは思った以上に糖分が多い
・症状が進むと命に関わることもあるので、軽く見てはいけない
・普段の水分補給は、水やお茶など無糖の飲み物が安心
・スポーツドリンクは本当に汗を大量にかいた時や、長時間運動した時だけで十分
まとめ・ひとこと
「ペットボトル症候群」は、夏場に甘い飲み物を飲みすぎた結果、急激に血糖値が上がって体に大きな負担がかかる状態でした。特に暑い日はつい冷たいジュースやスポドリに手が伸びがちだけど、普段は水やお茶でこまめに水分補給するのが大事。自分もこれからは、飲み物の選び方にもう少し気をつけようと思います。みなさんも、喉が渇いた時ほど「何を飲むか」意識してみてください!
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