おはこんばんにちは、チャチャです😺
「F1よく分かんない」って言ってた自分が、映画終わった瞬間「サーキット走ってきます」と叫びかねなかった…それくらい熱と音のパンチ力がすごい。Appleのブランド・パワーだけじゃなく、“映画”としてのワクワクとエモさが桁違い。ブラピの渋さは芳醇ワイン、BGMの抜け感は完全即戦力。そして“老害→英雄”へ華麗なるオーバーテイク!
個人的には今年観た映画ではNo.1でございます。
ポップコーン🍿とセブンアップ🥤の準備はいいかい??
ネタバレ全開レビュー、愛情と皮肉たっぷりでいきましょう!
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観たら語らずにいられない!チャチャの映画部屋
■ 基本情報
・原題:F1
・邦題:F1
・公開年:2025年
・上映時間:約140分
・監督:ジョセフ・コシンスキー
・脚本:エーレン・クルーガー
・主演:ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン
■ あらすじ(ネタバレ軽め)
かつて“栄光なき男”だったソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)はF1で一度も優勝できぬまま事故で引退。だが、新設「APX GP」から奇跡の現役復帰オファーが舞い込む。若き天才ジョシュア、エンジニアのサラと共に再び戦う道を選んだ彼のサーキット人生に、世代・価値観・情熱・そして“F1初優勝”の瞬間が炸裂する!
■ ストーリー全開(ネタバレあり)
<前半>
ソニー・ヘイズは「天才」と呼ばれながら、ドライビングミスによる大クラッシュでF1人生を自ら閉じた苦い男。タイトルも、一度の優勝もないまま引退した伝説未満の存在に。しかし、万年最下位独走中の新興チーム「APX GP」から現役復帰オファー!渋々リターンしたソニーは、若きエース・ジョシュア(ダムソン・イドリス)、独自哲学炸裂のエンジニア・サラ(ケリー・コンドン)とタフなチーム編成に。序盤は「老害」扱い、ベテランの空回り、世代バトルもあってチーム内ギクシャク…。「なぜ今さら戻ったの?」の質問攻めに、ソニー自身も毎日悩みまくり。
<中盤>
徐々にソニーの渋さと実戦適応力がチームを変え始め、マシンもサラの手で進化。そんな中、エースのジョシュアが猛烈なプレッシャー&勝利欲からレースで大事故、長期離脱を余儀なくされる。彼抜きでAPX GPが想像以上の成績を記録すると、ジョシュアは自分の存在意義に激しく葛藤。本音は”トップでありたい”、でも現実は追い越される不安…。カムバックしたジョシュアは焦り、嫉妬、承認欲求に苛まれ、煽り運転さながらソニーのマシンに突っ込む暴挙!チームは分裂、士気も空気も氷点下。映画史上最悪レベルのドロドロカーレース心理戦。
<後半>
決勝レース、万年ビリのAPX GPが夢にも見なかった「表彰台」を賭けて挑む――チームの士気は最高潮、ソニーとジョシュアもライバル心とチーム愛が複雑に入り混じったまま挑む。
レース中盤、ソニーはあくまで“ジョシュアを勝たせてやりたい”とプロのサポートに徹する。「これは彼の輝く瞬間を創る」と、完全に裏方に――だが、劇的な展開が待っていた。
一位チーム(ライバル)とジョシュアが激しいデッドヒートの果てに接触事故。思わぬアクシデントに悔しさが爆発しそうなジョシュア…しかし、そのタイミングでソニーが目の前の混乱に「飛び込む」形で加速。その瞬間、彼のなかの“全ての音”がスローモーションのように消失――画面が沈黙し、世界が止まったかのような映像美。
この”静”のなかで、ソニーはかつて追い続けた「本当の走る理由」に触れる。
そして、APX GP史上初の優勝チェッカーをソニーが自ら掴み取る!
ゴール後、涙と笑顔が爆発。優勝トロフィーを手にしたソニーだが、それ以上に「どん底から這い上がり、走り抜くことでしか味わえない自由と高揚」を手に入れた――
スローで回想される走行シーン、サラ・ジョシュア・チーム皆の祝福、そしてソニーの“人生のジャンプ”に観客も胸熱。
最後は“勝ち”という結果以上に「走れる幸せを追い求める者」の物語として、余韻たっぷりに幕を閉じる──。
「走った先でまた会おう」
■ キャスト紹介
・ソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)
稀代の“未完ドライバー”が、年齢すらアクセルに変えて初優勝。ブラピ、60歳も越えて筋肉バグってる。渋みと暗さのギャップが絶品。
・ジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)
才能も自尊心も限界突破。だけど嫉妬&焦りでヒリヒリ。暴走→和解→成長のドラマが熱い。ピュアな若さは現代のF1に必須燃料!
・サラ・リード(ケリー・コンドン)
“風”のエンジニア。自転車通勤。仕事も発想も最先端。クールな応援係、でも愛はだだ漏れ。
・ルーベン・セルバンテス(ハビエル・バルデム)
APX GP代表&元F1ドライバー。過去ソニーと走った盟友で、資金集めも現場感も泥臭さ満点、漢気社長。
・ルイス・ハミルトンほかF1現役ドライバーやスタッフ
本物登場!F1村のガチ空気感を爆盛りサポート!ファンからしらこれは激熱なんでしょう!
■ 思うままのレビュー
【1. Apple、映画でもチート級完成度】
iPhone使いなら誰でも分かる“美意識仕上げ”。映像・音・間のすべてにAppleっぽさ全開で、BGMも編集も激オシャ。Apple本気出しすぎで映画業界も戦々恐々!
【2. サウンドで全観客がゾーン突入】
音楽監修はジョセフ・トラパニーズ。ピットノイズとエレクトロ、疾走感溢れるBGMで、“ただの映画館”が瞬時にサーキット化。Apple Musicで何周も聴きたい。
【3. ブラピの老練ムーブ】
腹筋もダンディもエンジンバリバリ。老害ムーヴも最終的には“勝者の貫禄”へ。ハリウッドの年齢ピラミッド破壊王ここに君臨!
【4. ジョシュアとの“嫉妬バトル”&男泣き美学】
仲間同士でもバチバチ、嫉妬焦りの泥臭ドラマが濃密。男の人生、たまにはカッコ悪くてもいい。
【5. レース演出=鬼没入体感】
ピットから車内カメラまで360度F1体験で、座席が浮く!現役F1スタッフの監修でリアリティも桁違い。観た直後は思わず「自転車で爆走」しがち注意。
【6. サウンドトラックまじで神】
『F1 THE ALBUM(エフワン・ザ・アルバム)』は、2025年6月27日、映画と同時リリース!世界的ヒットメーカー集結。エド・シーラン、ROSÉ、バーナ・ボーイ、RAYE、ティエスト…スーパースターがこの作品のために新曲を提供した“エンタメ界最速&最厚サントラ”です![1]
・「Drive」/Ed Sheeran
・「Messy」/ROSÉ
・「Don’t Let Me Drown」/Burna Boy
・「Just Keep Watching」/Tate McRae
・「D.A.N.C.E」/Peggy Gou
全17曲、脳髄に響く疾走チューン揃い!映画館の帰り道、再び“心のGP”始まること間違いなし。詳細はワーナーミュージック公式にて。

■ 小ネタ & 裏話ピックアップ!
・Appleが映画界に奇跡の本気ダイブ!
2020年代以降、Appleは『ザ・バンカー』や『グレイハウンド』で着実に映画製作の実績を積み上げてきましたが、『F1』はその“集大成”。映画業界の伝統と、Appleのテクノロジー&ブランド美学がガチンコでぶつかった瞬間です。配信だけの時代を先取りしたAppleの“攻め姿勢”は、ハリウッド関係者も「ついに本気出してきた」と戦慄レベル。F1の世界をここまで本物志向&最新技術で再現できたのも、Appleという怪物プロデューサーが舵を取ったから!
・実物F1チーム&現役クルーをスタッフ投入
本作のピットクルーやレーススタッフ、実はほとんどが現役F1世界選手権の本当のスタッフなんです。メルセデスAMGやマクラーレンといった名門が、車両や用具の細部まで全力協力。映画セットというより“本気のF1パドック”状態。そりゃギア鳴きもシャシのゆがみもリアルなわけですよ。劇中のピット作業はアドリブで“実際のテンポ”そのまま。普通の映画と比べ、空気の緊張感が段違い!
・サウンドトラックは映画だけじゃ終わらない!
本作サントラはワーナーミュージック・ジャパンから『F1 オリジナル・サウンドトラック』としてリリース。Queen「Don’t Stop Me Now」、The Prodigy「Firestarter」、Blur「Song 2」、The Chemical Brothers「Go」など、誰もがテンションぶち上がる名曲揃い。そして公式サウンドトラックには映画オリジナルのEDMやアンビエントも収録。“映画館を出たあとも、走った先でまた聴ける!”みたいな幸福感を用意してます。Apple Musicなど主要ストリーミングサービスでも配信中だから、余韻に浸る人が続出中。
・サーキット撮影はリアルガチ、現地GP本番直後の突貫勝負
映画の多くのレースシーンは、実際のF1グランプリ終了後すぐにサーキットを借りて撮影されたもの。グリッドやピット、観客席すら「そのままF1」の雰囲気を残しつつ、カメラや照明を秒単位でセッティング。FIAと各チームの承認を得るハードルは激烈で、現場スタッフは「本物GPより神経すり減る!」と証言。撮影と許諾の超タイトなスケジュール感、これもカメラ越しにヒリヒリ伝わる“本気裏話”です。
・超小型カメラを25台以上搭載、現場映像の没入力爆上げ
ピット内やドライバー目線の臨場感…その秘密はサーキットの随所に仕込まれた極小カメラの数!コクピットやインテーク、ピットロードまで幅広く設置されたことで、観客は「本当にマシンに乗ってる」感覚を味わえる仕様に。ちなみにこの撮影技術は、一部F1チームも自前で導入検討するレベルと話題です。
・現役F1ドライバーや有名スタッフが“本人役”で神カメオ
F1ファン歓喜なのが、ルイス・ハミルトン(制作も参加)、フェルスタッペン、知る人ぞ知る各国ピットボスなどの特殊出演。劇中でリアルそのままの会話や所作を披露していて、「この人本当に毎週出てる人じゃん!?」と思わず声が出る現場感。映画×現実の壁を“本気の顔”がぶっ壊しまくってます。
・ルーベン役ハビエル・バルデム、現場での役作りも本気
元F1ドライバーで現APX GPチーム代表という設定のルーベン。バルデムは撮影前からF1現場を研究し、当日は本物のチームオーナーばりにサーキットを移動。リアルな“元レーサーの歩き方”や現場特有のセリフ回しも徹底練習。その成果として、F1イタリアGPで本職たちから「ルーベンは完全にウチの一員」と褒め称えられたのは有名な裏話。
サーキットの裏側から、楽曲・技術・人脈まですべて公式・現場ベースで積み重ねたディテールが詰まっています。「なんちゃってF1」じゃない、“本物”の熱がこの映画には詰まっているのです!
■ 撮影裏&キャスト秘話
・ブラッド・ピット、現場で「ピットの貴公子」伝説
ブラッド・ピットは自らF1の現場を誰よりも歩き回り、ピットクルーや現役ドライバーとも積極的に交流。サーキット滞在中は“兄貴”扱いで写真やサインを求められ、現場の和ませ力は劇中以上。ピットウォークでは各チームの機材に興味津々で目を輝かせ、さながら“子どものようなベテラン”状態。体力管理もストイックで、撮影の合間に筋トレをこなす姿がスタッフ間で語り草になっています。
・ケリー・コンドンの“リアル風通し女”
サラ役のケリー・コンドンは、劇中どおり日常も徹底的な自転車通勤派。実際の撮影現場でも、早朝から現地サーキットまで自転車でやってきて、そのまま自転車を脇に置いて撮影入り。彼女いわく「風になる感覚を大事に」というのは筋金入りで、撮影現場での自然な演技にもつながっています。自転車に乗りながらセリフ練習する彼女の姿を見て、他キャストもしばしば「プロフェッショナルの美学だ」と感心していたそうです。
・本物サーキットで“リアル”にこだわった撮影現場
この作品の最大のウリの一つが、実際のF1公式サーキットを貸し切り、FIA(国際自動車連盟)の厳格な許可を得て本物のピットやグリッドで撮影した点です。しかも撮影は各グランプリ終了後すぐ、日が落ちきらない短時間で行われ、APX GPのマシンも現役F1の実機ベース。現場はスケジュールも天気もまさに“秒単位”の勝負。失敗すれば再撮不可。その緊張感が映画の映像美に直結しています。
・ダムソン・イドリス、役作りで“F1レーサー養成ギプス”
ジョシュア役のダムソン・イドリスはキャスティング決定後すぐに本物のF1ライセンス基礎講習を受講。現役ドライバー指導のもとシミュレーター訓練から実地走行まで経験しています。F1カー独特のG(重力加速度)に耐える訓練も行い、「ハンドルを握る手が震えるほどの緊張感」だったと語っています。撮影現場での運転シーンや身体の動きも、こうした徹底した準備が生きています。
・Appleの“超セキュリティ撮影現場”
Appleが映画を制作する、ということで情報漏洩対策も異次元レベル。撮影現場スタッフはスマホも支給iPhoneのみ、GPS・カメラ付き端末は撮影以外厳禁。劇中マシンや小道具、脚本台本も全て電子管理でアクセス制限。現場のリーク対策は「Apple流ガジェットセキュリティ」そのもの。監督ふくめ出演者やスタッフ全員が機密契約で縛られており、ワンカットごとに“情報鎖国”が徹底されたピリピリ空間になっていました。
・監督・コシンスキーの“工学的こだわりの現場演出”
監督ジョセフ・コシンスキー自身が元エンジニア。VFX(視覚効果)とライブアクションの絶妙なバランスをとるため、ピットやカメラ割り、F1の音響資料に至るまで徹底調査。その結果、観客も五感で感じる“振動”や“金属音”までリアル志向。演者からは「俳優より先にエンジニアとして現場にいる感覚」と冗談交じりに評価されていました。前作『トップガン マーヴェリック』撮影で得た“体感型演出”が本作でもそのまま生かされています。
・F1現役スタッフが現場で“本物の動き”を伝授
劇中で活躍するピットクルーたちは多数が本物のF1スタッフ!指導役としてレース現場の動きや手順を細かに教えるだけでなく、事故シーンやタイヤ交換もリアル現場流。おかげでカメラワークやリフトアップ中の一瞬の所作までリアルに再現されており、「どこのチームか当てたくなる現場感」が満載です。
これら一つ一つの裏側に、「なんちゃって」じゃない“本物の熱とプロ意識”が注ぎ込まれています。全員がピットインなしの本気勝負だったからこそ、スクリーンからも汗と鼓動が漏れ伝わるのです…!
■ まとめ/総括
F1という閉ざされた世界をAppleの先端美学&ハリウッドの物語力で大解放。サウンドでエモ、映像で没入、人間ドラマは悔し涙…全部の感情ギアをフル回転させる快作。ソニーの“執念のジャンプ”は全ミドル世代に響くし、ジョシュアの嫉妬&和解&成長もスポ根ミーツ現代青年の理想形!BGMは全世代を踊らせるし、ピットの空気は人生の縮図。Apple映画史グランプリ間違いなし、そして今年の映画No.1候補決定!週9で走り出したくなる一作でした(体力と相談しましょう)。
■ 総合評価
【ストーリー】 ★★★★★ 王道も切なさも全部盛り!優勝しか見えない。
【臨場感】 ★★★★★ もはや“映画館爆走体験”。興奮度5秒に一度。
【キャスト力】 ★★★★★ 老練と若手の火花、奇跡のケミストリー。
【音楽/サウンド】★★★★★ 音そのものが主演。Apple愛炸裂。
【映像美学】 ★★★★★ ガジェットとカメラワークもチート級。
【TOTAL】 ★★★★★
→サーキットに投げ込まれたくなる悶絶体感、そして“走る理由”を全身で問われる傑作。”Apple映画”のフルスロットルな新時代に乾杯!
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