おはようございます、チャチャです😺
世界のマネーを巡る動きは、金融政策、為替、株式市場、そして各国の経済情勢が複雑に絡み合い、毎日大きく揺れ動いています。
「経済や金融の話は難しそう」「でも、世界のお金の流れは知っておきたい」――そんな方に向けて、1日1～3本の注目ニュースと、その背景や考察をわかりやすく解説。
毎日読めば“自然とマネーに強くなる”noteを目指しています。
📚もっと色々と読みたい方へ！
このブログの内容は、noteでも更新中です☕コメント・フォローなどもお待ちしています！
▶このシリーズのnoteマガジンはこちら👇
チャチャの国際マネー通信｜News Digest
トランプ氏、中国とレアアース供給合意 関税は現行維持
概要（英）
Following trade negotiations in London, former U.S. President Donald Trump announced that China will supply the rare earth materials needed by the United States as part of a new agreement. While both sides highlighted the resolution of the rare earth export issue, the current tariff rates—55% on U.S. imports from China and 10% on Chinese imports from the U.S.—will remain unchanged for now. The agreement also includes provisions related to Chinese students in U.S. universities, reflecting efforts to stabilize U.S.-China relations amid ongoing tensions.
概要（和）
イギリス・ロンドンで行われた米中貿易協議を受け、トランプ前大統領は、中国がアメリカに必要なレアアース（希土類）を供給することで合意したと発表しました。ただし、米中双方の関税率（米国側55％、中国側10％）は現行のまま維持されます。今回の合意には中国人留学生の受け入れ再開も含まれており、両国関係の安定化を目指す動きが見られます。
要点まとめ
米中がレアアース供給で合意、関税は現行維持。留学生問題も協議対象に。
難英単語解説
- rare earth materials：希土類（レアアース）
- tariff：関税
- provision：条項
背景と文脈
レアアースは電気自動車やハイテク製品に不可欠な資源であり、その供給の多くを中国が握っています。米中間の貿易摩擦が激化する中、レアアースの輸出規制が大きな懸念材料となっていました。今回の合意は、両国が経済的な「最終戦争」を回避し、最低限の協調を維持するための妥協策といえます。一方で、関税の引き下げなど根本的な解決には至っていません。
今後の影響や考察
レアアース供給の安定化は、米国のハイテク産業や自動車産業にとって大きな安心材料となります。しかし、関税が高止まりしているため、企業のコスト負担は依然として重いままです。今後も米中間の交渉は続き、政治・経済両面での駆け引きが続く見通しです。日本や欧州もこの動きに注目しており、世界のサプライチェーンや市場動向に影響を与える可能性があります。
参照元リンク
NHKニュース
毎日新聞
ロイター
ウォール・ストリート・ジャーナル
イーサリアム、2,800ドル突破
概要（英）
Ethereum, the world’s second-largest cryptocurrency by market capitalization, has surpassed the $2,800 mark. This price surge reflects renewed investor confidence in the crypto market, with Ethereum benefiting from ongoing upgrades and increased adoption of decentralized finance (DeFi) applications. The rally is seen as a sign of resilience in the broader digital asset sector, despite recent market volatility.
概要（和）
仮想通貨イーサリアム（ETH）の価格が2,800ドルを突破しました。市場全体の回復基調や、イーサリアムの技術アップグレード、分散型金融（DeFi）分野での利用拡大が背景にあります。ビットコインに次ぐ規模を持つイーサリアムの上昇は、暗号資産市場全体の投資家心理にも好影響を与えています。
要点まとめ
イーサリアムが2,800ドルを突破、暗号資産市場の回復傾向を示す。
難英単語解説
- cryptocurrency：暗号資産（仮想通貨）
- market capitalization：時価総額
- decentralized finance (DeFi)：分散型金融
背景と文脈
2024年末から続く仮想通貨市場の調整局面を経て、2025年に入り主要通貨の価格が再び上昇傾向を示しています。イーサリアムは技術面の進化やDeFiアプリケーションの普及により、投資家からの注目度が高まっています。規制強化の動きもある中で、イーサリアムの堅調な値動きは市場の信頼回復を象徴しています。
今後の影響や考察
イーサリアムの価格上昇は、他のアルトコインや関連プロジェクトにも波及効果をもたらす可能性があります。今後は、さらなる技術アップデートや規制動向、機関投資家の参入が市場の方向性を左右するでしょう。日本国内でも仮想通貨への関心が再燃する可能性があり、投資家は引き続きリスク管理が必要です。
参照元リンク
ジェットスター・アジア、7月末で事業停止 500人超解雇へ
概要（英）
Jetstar Asia, a Singapore-based low-cost carrier under the Qantas Group, will cease all operations by the end of July 2025. The decision, attributed to rising operational costs and intensified competition in the Asian budget airline market, will result in over 500 employees being laid off. The closure marks the end of Qantas’s budget airline business in Singapore after nearly two decades, although Jetstar’s operations in Australia and Japan will continue unaffected.
概要（和）
カンタス航空グループ傘下の格安航空会社ジェットスター・アジアは、2025年7月末で全路線の運航を終了し、事業を停止すると発表しました。運航コストや空港料金の上昇、アジア域内でのLCC競争激化が主な理由で、500人以上の従業員が解雇される見込みです。なお、オーストラリアや日本のジェットスターは引き続き運航を継続します。
要点まとめ
ジェットスター・アジアが7月末で運航終了、500人超が解雇。LCC業界の競争激化が背景。
難英単語解説
- low-cost carrier (LCC)：格安航空会社
- cease operations：運航を停止する
- lay off：解雇する
背景と文脈
新型コロナ以降、航空業界は燃料費や人件費の高騰、空港使用料の増加などでコスト圧力が強まっています。アジア地域ではLCC間の競争が激化し、収益確保が難しくなっています。ジェットスター・アジアは2004年の設立以来、シンガポールを拠点にアジア各地へ路線を展開してきましたが、事業継続が困難となり撤退を決断しました。
今後の影響や考察
アジアのLCC市場は今後も厳しい競争が続く見通しで、他社にも再編や撤退の動きが波及する可能性があります。利用者への影響や雇用問題も課題となり、各国政府や航空会社は対応を迫られるでしょう。日本のLCC市場にも波及効果が及ぶ可能性があり、今後の業界動向に注目が集まります。
参照元リンク
毎日新聞
ロイター
Global News Asia
Aviation Wire
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！
世界の経済動向を、これからもわかりやすくお届けしていきます。「ちょっと気になるな」「朝の習慣にしてみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。
それでは、また明日のニュースでお会いしましょう☕現役プログラマー・チャチャがお届けしました！
コメント